【SILVER CONCHO】シェルコードバンについて

いつも当店のInstagramやオンラインストアをご覧いただきありがとうございます!FLANGE STRAPの東海林です。

本日は「SILVER925製コンチョ」×「シェルコードバン」という垂涎の組み合わせが魅力である当店のベルト【SILVER CONCHO】シェルコードバンモデルについて紹介させていただきます。

左から、ブラック・ブラウン・ネイビーの3色展開となっており、いずれもコードバンらしい深みのある光沢感とSILVER製コンチョが目を引きます。共色のステッチで全体を縁取った時計ベルトとしてはオーセンティックなデザインですので、幅広いスタイルに合わせていただけるかと思います。
着用イメージがこちら。

×Apple Watch

ベルト:アップルウォッチ用ベルト【SILVER CONCHO】 シェルコードバン ブラック

ベルト:アップルウォッチ用ベルト【SILVER CONCHO】 シェルコードバン ブラック

ベルト:アップルウォッチ用ベルト【SILVER CONCHO】 シェルコードバン ネイビー

×Watch

ベルト:腕時計用ベルト【SILVER CONCHO】 シェルコードバン ブラック

×G-SHOCK

ベルト:腕時計用ベルト【SILVER CONCHO】 シェルコードバン ライトブラウン
アダプター:G-SHOCK用 ベルトアダプター【GMW-B5000シリーズ対応モデル】

ベルト:腕時計用ベルト【SILVER CONCHO】 シェルコードバン ライトブラウン
アダプター:G-SHOCK用 ベルトアダプター【GMW-B5000シリーズ対応モデル】

ホーウィン社・シェルコードバンについて

このモデルの最大の特徴でもあるシェルコードバン。タンナー(革製造元)はアメリカで100年以上の歴史を誇る世界的なタンナーである「ホーウィン社」で、革好きやUSA製品好きの方なら殆どの方が知ってるのではないのでしょうか?コードバンは馬のお尻部分から採れる革なのですが、このホーウィン社が作る「シェルコードバン」は数あるコードバンの中でも”最高級品”と評され、そもそもが高級皮革であるコードバンにおいても別格の扱いを受けます。

なぜ”最高級品”なのかというと、そもそもコードバン自体が馬1頭から採れる面積が少ない革なうえに、シェルコードバンに至ってはホーウィン社で代々受け継がれる製法で半年以上もの期間をかけて作られており量産できるものではないためです。しかしそういった職人の手仕事で作り出されるシェルコードバンは、
・重厚な光沢感
・じっくり含ませたオイルによる、しっとりと吸い付くような肌ざわりと柔軟性
・職人の手染めによる、深みのある色調

こういった唯一無二の魅力を兼ね備えた革となります。

その他仕様

ここからはその他の仕様についてご紹介します。他のモデルと重複する部分もありますが、細かな部分まで職人のこだわりを反映させて作っていますので、ご一読いただければ幸いです。

裏面の革「ツェルマット」について

まず裏面の革ですが、腕時計ベルトの裏面は製品の「着用感」と「耐久性」を左右する部分ですので非常に重要であると考えており、全品番で「ツェルマット」という革を採用しています。

その特徴は、
■防水性→水をはじくため、汗や雨でベルトが傷みにくい。
■柔らかく、きめ細かな肌触り→フィット感や肌あたりが良く、長時間の着用でも疲れない!
■耐アレルギー性→革に対してアレルギーのある方でも安心!(※体質には個人差がございます)

このように、「耐久性」と「着用感」をしっかりと兼ね備えた、ベルト裏面に相応しい革であると言えます。余談ですが、このツェルマットはエルメスでもライニング用レザーとして度々採用されており、エルメス×アップルウォッチの純正ベルトの裏面もこの革ですね。(注)防水性が高い革ですが、とはいえ湿気は革の敵なので外したらしっかり拭いてあげてください。

また、ベルトが完成したあとにコンチョを打ち込んでる(=既製品にコンチョを打てば同じものになる)と思われがちですが、実際はベルトを仕立てている過程で打ち込んでいます。そのため裏面にはご覧のようにはコンチョの爪(裏革)はもちろん、縫い糸も露出しません。こうすることで肌あたりがいいのと、糸が汗を吸って革内部に入り込み革の劣化を早めることも防ぎます。

立体成型

これもまた当店全てのベルトに共通する特徴ではありますが、市販の時計ベルトは大半がフラット(平ら)なのに対して、当店のベルトは「立体成型」にて製作しています。これは接着・縫製といったベルトの製作過程でベルトを湾曲させながら仕立てていく製法で、ベルトの菅元(取り付け部分)から1~5cmの箇所にカーブを施すことで、初めから程よく腕の骨格に馴染みフィット感を高めてくれます。まさにオートクチュールだからこそ成せる技と言えます。

コバ仕上げ

「コバ」とはベルトの断面(側面)のこと。この「コバ」の仕上げで最もポピュラーなのは顔料でコバを覆う「顔料仕上げ」ですが、当店で採用しているのは「染料+蜜蝋仕上げ」という方法。前者は顔料をコバに乗せて着色するため経年で「割れ」や「剥がれ」などの劣化が起こりますが、後者はコバ表面に染料を浸透させ着色を行うので上記のような劣化は起こらず、さらには蜜蝋と熱で硬く締めていますので耐久性も抜群。その分工程も多く時間も要しますが、出来上がりは革の断面とは思えないほど堅牢かつ滑らかです。

最後におまけとして、コードバンのケア方法についてご紹介します。

シェルコードバンは非常に潤沢にオイルが含まれておりますので、基本的にご使用から1年程度はクリーム等での保革は必要ありません。コードバンの自然なエイジングに任せ、時々柔らかい布やブラシで拭いてあげる程度でOKです。エイジング(光沢出し)を早めようと必要以上にクリームなどを入れてしまうと、反対に表面が曇ったような雰囲気となっていまいますので注意です。コードバンの光沢は、ご使用になるにつれて摩擦などで革の繊維が寝て革表面の凹凸がなくなることで強くなります。ですので、優しく拭き上げるだけで十分なのです。

いかがでしたでしょうか。シェルコードバンの魅力やそれを使用したこのベルトの拘りが少しでも伝われば嬉しいです!

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