新【STUDS】シリーズ リニューアル&新モチーフについて

いつも当店のInstagramやオンラインストアをご覧いただきありがとうございます。
フランジストラップの東海林です。

本日は、当店の看板モデル【STUDS WATCH STRAP】シリーズについて、4月より名称新たに【STUDS】シリーズとしてリニューアルさせて頂いた件を詳しくご説明させて頂きます!また同時にお披露目となった新モチーフ「FLOWER」についても、ご紹介させて頂ければと思います!

今回のリニューアルの中身

①革の変更

まず一番の大きな変更は、ベルトの表情を左右する「革」を変更したことです。
旧仕様では表面に「ハーマンオークレザー」を、裏面に「コードバン」を使用していましたが、新仕様では表に「ホースバット」、裏に「ツェルマット」という革を採用しました。(※姫路黒桟革のシリーズは除く)


まず表面に採用した「ホースバット」について。「ホースバット」とは名前の通り「ホース(馬)」の「バット(お尻)」の革のこと。

一般的に、馬革は牛革と比べ「しなやかさ」や「柔軟性」に長けるのが特徴で、エイジングも素晴らしいのでレザージャケットによく使用される革なのですが、やや繊維質が粗いため耐久性が少し弱い傾向にあります。
一方で「ホースバット」は、馬革の中でも繊維密度の高い臀部(尻部分)のみ使用し、植物タンニン鞣しでじっくりと時間をかけて作られた革なので、馬革らしい柔らかさだけでなく適度なコシも兼ね備えており、柔軟性とタフネスが同時に求められると当店の時計ベルトにぴったりな革であるといえます。
(普通ほとんどのベルトメーカーさんはそこまで気にして革選びなんてしていませんが…)

しかもこの革は、茶色で下地染色をした後に表面のみを黒の顔料で着色したいわゆる「茶芯レザー」なので、ご使用になるにつれてよく擦れる部分の黒が剥げて芯の茶色が露出していくエイジングも楽しんでいただけます。茶芯レザーといえば、レッドウイングやレザージャケットでもお馴染みの革ですので、そういったアイテム達とも相性がよさそうですね。

次に裏面の革ですが、以前こちらのブログでもご紹介した通り、腕時計ベルトの裏面は製品の「着用感」と「耐久性」を左右する部分ですので非常に重要と考えています。様々な素材を検討した結果、今回は「ツェルマット」という革を採用しました。

フランス最古のタンナー「DEGERMANN(デギャーマン)」社にて作られるツェルマット。写真の通りマットな質感でさらっとしており触り心地が抜群に良く、「ライニング専用レザー」という特殊な肩書を持つレザー(牛革)です。その特徴は、
■柔らかく、きめ細かな肌触り→フィット感や肌あたりが良く、長時間の着用でも疲れない!
■防水性◎→汗や雨でベルトが傷みにくい!
■耐アレルギー性◎→革に対してアレルギーのある方でも安心!(※個人差がございます)

このように、「耐久性」と「着用感」をしっかりと兼ね備えた、ベルト裏面に相応しい革であると言えます。(余談ですが、このツェルマットはエルメス等の高級メゾンでもライニング用に採用されています。)


特に「着用感」の部分では、旧仕様の「ハーマンオークレザー」と「コードバン」の組み合わせは革の特性上どうしても使い初めは硬い印象だった(徐々に柔らかくなりますが)のに対して、新仕様は表・裏ともにしなやかな革を採用しましたので、初めから非常にフィット感が良くつけやすいのが特徴です。

また、最初から腕の形状に沿うようベルトにあらかじめカーブをつけて仕立てる「立体成型仕様」ですので、上記の素材のしなやかさも相まって着け心地は抜群です!裏面は水にも強いですので、汗をかく夏場でも安心ですね!

②コバ仕上げ

コバのはブラックに統一いたしました。コバをブラックに仕上げる場合、多くのメーカーは顔料によるコバ塗装を選択していますが、当店では「染料+蜜蝋仕上げ」という手間や時間の多くかかるハンドメイドならではの工程を採用しています。顔料によるコバ塗装は、塗料がコバの上に「乗った」状態であるため経年で「割れ」や「剥がれ」などの劣化が起こりますが、染料による染色はコバ表面に染料を浸透させ着色を行うので上記のような劣化は起こらず、さらには蜜蝋と熱で硬く締めていますので耐久性も兼ね備えます。他社さんがなぜやらないのかというと、繰り返しになりますが、とっても手間と時間がかかるからです。(笑)

新モチーフ「FLOWER」について

そして今回新しく「FLOWER」モチーフをリリースしました!HTCをはじめ、スタッズモチーフとしては王道中の王道デザインである「FLOWER」。王道だからこそ、「腕時計ベルト」という極めて狭いスペースの中でどうやってブランドの個性を表現できるのか、沢山の試行錯誤を重ねて今回のリリースに至りました。デザインの雛形を作成したあとも、サンプル作ってはスタッズ位置を0.1mm単位で微調整して、またサンプル作っては微調整してを繰り返し…。大変苦労しましたが、全体のバランス含め、我ながらいい感じに仕上がったかと思います。

なお、これを機に既存のスタッズモチーフにも命名しまして、

↑こちらのモチーフは「ARROW(矢)」とさせて頂きました。

また、有料となりますがオプションとして台座の追加も承っております。

料金:4,400円(税込)

アップルウォッチの場合はご注文時に選択されたケースサイズに則って、腕時計の場合はご注文後の打ち合わせにて時計のケースサイズ等をお伺いの上、製作させて頂きます。
こちらの台座は付属の工具で簡単に着脱可能ですので、気分や季節によって替えてご使用いただくのもおすすめです。

なお、アップルウォッチ用の台座は中心部に穴を設けておりますので台座を装着したままでも充電が可能で、手首感知等にも対応しております。


いかがでしたでしょうか。気になったという方は、是非商品をチェックしてみて下さい。
是非ご注文、お問い合わせをお待ちしております!

≪ このブログでご紹介した商品 ≫
◆アップルウォッチ用ベルトはこちら
◆腕時計用ベルトはこちら